概要
脳卒中は再発率が非常に高く、1年以内に8%、10年以内に40%が再発します。ただし早期に治療介入すれば患者予後が良好となり易い疾患でもあります。そこでアプリでは重要な3症候「顔面麻痺」「構音障害」「腕の麻痺」を検出し、ユーザーもしくは家族など第三者がアプリを用い、アプリ内のアルゴリズムが発症の有無を判別し、緊急性に応じて119番通報やかかりつけ医へ自動的につなぐシステム作りを目指しています。
沿革
法人設立前に、2018年から任意団体QuaL+iαとして活動を開始し滋賀医大脳神経外科学講座と連携し、以下のようにピッチコンテストへの出場や特許出願を経て、2020-22年にかけては大学と大手メーカーとの共同研究を行い、開発を進めました。2022年6月の株式会社設立を経て、現在大学及びメーカーから特許の実施許諾を受けるべく準備を行うと同時に、資金調達や開発体制の再構築を進めています。
QuaL+iαの活動実績
- ピッチコンテスト
- 特許出願
- 滋賀医大単独出願(1件):ライセンス契約を準備中
- 滋賀医大と某大手メーカーの共同出願(3件):ライセンス契約を準備中
- 臨床研究
- 顔面神経麻痺検出ITアプリケーション開発のための顔データ収集と解析に関する研究
- 顔面神経麻痺検出ITアプリケーション開発のための顔データ収集と解析に関する研究における市場調査
- 研究費
- JST社会還元加速プログラム(SCORE) 650万円
- 大手メーカーとの共同研究